カタカナの ほしあつめ(カタカナのゲーム) > 保護者向けの記事

カタカナの濁音・半濁音(ガ・パ)の教え方とつまずき

ア行からワ行までのカタカナが読めるようになると、次に出てくるのが「ガ」「ザ」「ダ」「バ」のてんてんがつく字と、「パ」のまるがつく字です。ひらがなで一度学んでいるしくみなので、多くの子は「か」に点をつけたら「が」、という考え方をそのまま使えます。

それでもつまずく所はあります。とくに多いのが、バとパの取りちがえと、てんてんの書き忘れです。

てんてんとまるのしくみ

てんてん(濁点)がつくのは、カ行・サ行・タ行・ハ行の4つの行です。まる(半濁点)がつくのはハ行だけです。

もとの行てんてんまる
カ キ ク ケ コガ ギ グ ゲ ゴ―
サ シ ス セ ソザ ジ ズ ゼ ゾ―
タ チ ツ テ トダ ヂ ヅ デ ド―
ハ ヒ フ ヘ ホバ ビ ブ ベ ボパ ピ プ ペ ポ

ハ行だけが「ハ・バ・パ」と3つの形を持つ、というのがポイントです。子どもには「はひふへほだけは、てんてんとまるの両方に変身できる」のように話してみてもよいでしょう。

てんてんもまるも、字の右上に書きます。カタカナは線が少ない字が多いので、てんてんを大きく書きすぎると字の一部のように見えてしまうことがあります。もとの字より目立たないくらいの大きさで、右上にそっと添えるのが見やすい形です。

バとパを聞き分ける・見分ける

濁音・半濁音でいちばん多いのが、バ行とパ行の取りちがえです。原因は二つあります。

一つは、見た目のちがいが小さいことです。てんてんとまるは、どちらも右上の小さな記号なので、ぱっと見ただけでは区別しにくいのです。読むときは「点が2つか、丸が1つか」を意識して見るように声をかけてください。

もう一つは、音の聞き分けです。「バス」と「パス」、「ベッド」と「ペット」のように、ちがいが最初の音だけということばがあります。大人がゆっくり言って、子どもにどちらか当ててもらう遊びをすると、耳でちがいをつかめるようになります。バは声を出しながら、パはくちびるをぱっとはじくように言う、と口の動きのちがいを大げさにやって見せるのも一つの方法です。

ヂとヅはあまり使われない

表の中で、ヂとヅはほとんど目にしません。これは、ひらがなの書き方のきまりである「現代仮名遣い」(昭和61年内閣告示)で、「じ」「ず」と同じ音はふつう「じ」「ず」で書くことになっているためです。「ぢ」「づ」を使うのは、「ちぢむ」「つづく」のように同じ音が続いてにごった場合や、「はなぢ(鼻+血)」「みかづき(三日月)」のように2つのことばが合わさってにごった場合などにかぎられます。

カタカナで書くことば、とくに外国から来たことばでは、ヂ・ヅが出てくることはさらにまれです。1年生の段階では、表の中にこういう字もある、と知っておく程度で十分でしょう。「ジ」と「ヂ」、「ズ」と「ヅ」のどちらを使うか子どもに聞かれたら、「カタカナのことばでは、ほとんどジとズを使うよ」と答えておけば困ることはありません。

練習のしかた

新しい字を覚えるというより、知っている字に記号を足すだけなので、もとの字が読めていれば練習の量はそれほど多くなくてかまいません。

やりやすいのは、もとの字と並べて読む練習です。「カ・ガ」「ハ・バ・パ」のように並べて書いた紙を見ながら、上から順に読んでいきます。慣れてきたら順番をばらばらにして、てんてん・まるのある字だけを拾って読む、という形にすると、記号に目を向ける練習になります。

ことばで練習するなら、食べものや乗りものの名前が便利です。パン、ピザ、バナナ、ゴリラ、ペンギン、ブランコ。お子さんの好きなものから選ぶと、楽しんで続けられます。

書くときにてんてんを書き忘れる子には、書き終わったあとに「てんてんの字、いくつあった?」と聞いて数えさせると、自分で見直す習慣がつきやすくなります。

ゲームで練習する

「カタカナの ほしあつめ」の「てんてん まる」ステージでは、ガ行からパ行までの字を、「か → が」「は → ば → ぱ」の見本を見ながら選ぶ練習ができます。ヂとヅは、ことばの中でほとんど使わないため出していません。

出典

(文:こたえや編集部)

記事の一覧へ